【全3タイプ】防音室の導入費用を徹底分析

アーティクル

『これから防音室を導入したいけれで、どのくらいの費用がかかるのかわからない』
『防音室は高いと聞いたけど、実際どのくらいかかるのだろう』

今回は防音室の費用に関するお悩みをお持ちの方に向け、防音室の導入費用の相場を解説します。ぜひ参考にしてください。

防音室は大きく3種類

防音室の種類導入費用
リフォーム・備付け型300〜800万円
ユニット型50万〜150万
簡易型8万〜15万

防音室には大きく分けて上記の3種類のタイプがあります。上から順により本格的で、より高度な防音性能になりやすいです。

ここからは上記3タイプの防音室の導入費用について深掘りします。

リフォーム・備付け型防音室の導入費用

リフォーム・据置き型
導入費用300〜800万円
特徴自由に設計ができる
-50db前後の高い防音性能で設計できる
移設・売却ができない

リフォーム・据置き型は最も費用が高額で、高度な防音環境を構築したい方向けの防音室となります。一般的な住宅のお風呂のリフォームなどと同じ感覚で、部屋全体を改装する形で導入します。

メリットとしては高い防音性能での施工が可能ができる点。-50db前後の高い防音設計での発注も可能なため、求める遮音性能が高い方におすすめ。また全てオーダーメイドでの発注となるため、サイズなど設計が自由にできるのも、リフォーム・据置き型のメリットです。

一方デメリットとしては費用が非常に高額な点です。一部屋を丸ごとリフォームする形となるため、性能を抑えて簡易的な工事でも最低300万円以上の予算が必要になります。また部屋全体を防音室に改装するため、移設や売却ができない点もデメリットです。

編集長 前村
編集長 前村

既にユニット型防音室で性能不足を感じている方など、高度な防音性能をお求めの方や、これから自由設計タイプの住宅を購入予定の方にオススメの防音室です。

ユニット型防音室の導入費用

ユニット型
導入費用20〜150万円
特徴移設・売却が可能
コスパ高く-50dbレベルまで遮音が可能

ユニット型は-30dbから-50db前後の高い防音性能を、リフォーム型よりもかなり安価に導入できる防音室です。

最大のメリットはコスパの高さでしょう。遮音性能はおおよそ-35dbとリフォーム型に近しい遮音性能がありますが、約40万円前後から導入ができるため、非常にコスパが高い選択肢となっています。またユニット型は設置後に解体・再利用が可能です。そのため引越し時の移設や、防音室単体の売却も可能となっています。

ユニット型のデメリットは、定型モデルでは自由に設計ができず、既に決まった形のモデルから選ぶ必要がある点です。ドアや換気扇の位置など、軽微なカスタムは可能ですが、床自体の形を変える、といったカスタムができません。

また輸送して組み立てする前提のもと設計されているため、本体重量は約350kg〜900kg前後のモデルが多いです。防音室の重さは防音性能に直結するため、コンクリートなど重量の制約のないリフォーム型防音室などと比べると、防音性能の上限はリフォーム型に軍配があがります。

編集長 前村
編集長 前村

コスパよく防音室を導入したい方や、将来的に引越しや売却の可能性がある方にオススメです。

簡易型防音室の導入費用

引用元 : Amazon
簡易型
導入費用8万〜35万円
特徴非常に安い
移設・売却が可能

簡易型は、個室型では最も安く導入できる防音室です。最安モデルは約8万円前後から導入することができます。

簡易型のメリットはやはり、圧倒的なコストの安さでしょう。ユニット型でも導入費用は最低40万円前後からスタートしますが、簡易型であれば10万円以下で導入ができます。またユニット型同様解体・再組立ができるため、引越しや売却も可能なのも強みです。

簡易型の最大のデメリットは防音性能です。モデルにより性能は異なりますが、個人での組立を前提としているため、ダンボール等の軽量素材のため圧倒的に重量が軽く、リフォーム型やユニット型よりも防音性能が劣りやすいです。また、サイズも0.8畳から大きくても1.4畳のため、室内に荷物が置けなかったり、エアコンの設置が難しい物が多いです。

編集長 前村
編集長 前村

とにかく安く導入したい方や、短期利用目的で導入したい方にオススメです。

中古防音室JPでは防音室選びのご相談も受け付けています

近年では防音室といっても様々なタイプ、モデルが販売されており、選ぶだけでも一苦労かと思います。

防音室の選び方については『防音室の選び方|完全解説マニュアル』でも解説をしていますが、お客様によって防音室で叶えたいニーズは様々であり、それぞれケースごとに最適解は異なります。

中古防音室JPの公式LINEではこういった選び方相談も常時受付中ですので、防音室選びでお悩みのお客様はぜひお問い合わせください。

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著者情報

中古防音室JP代表 前村孟

中古防音室JP代表(公安委員会60107R070043号)。防音室に関する中古防音室JP公式YouTubeチャンネル運営。サウンドソムリエ2級(登録番号2-JP000183)。

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