ゲーム配信やVtuber、ASMR等の配信を行われる方で、避けて通れないのが防音対策ですよね。今回はそんな配信者さんの防音対策の要となる『防音室』の選び方について解説します。
【性能】Dr-35以上がおすすめ!
防音室を選ぶ際、最も重要なのが防音性能です。

例えば自分の歌声が90dBで、それを50dBまで小さくしたい場合であれば、合計で40dBの減衰が必要となります。

防音室だけで40dB減衰したい場合は、『Dr-40』等級の防音室を導入すればOKです。
配信スタイルと目安となる防音性能について、以下にさんおすすめの選び方を記載しておきます。
| 配信スタイル | 推奨防音性能 | 重視ポイント |
|---|---|---|
| 歌ってみた系 | Dr-35以上 | 音量が大きいため余裕を持った性能が必要 |
| ゲーム配信・雑談 | Dr-30以上 | 標準的な防音性能で十分対応可能。声の大きさによりDr-35、Dr-40も検討 |
| ASMR配信 | Dr-30以上 | 外部への防音性能はDr-30で対応OK。 |
【サイズ】最低1.2畳、できれば1.5畳以上がおすすめ
防音室は当然、広いほど快適ですが、広いほど費用も高くなります。

特にVtuberさんや配信者さんは、椅子・デスク・PC機材を入れられると思うので、0.8畳では厳しく、最低でも1.2畳以上のモデルがオススメです。
| 用途 | 推奨サイズ |
|---|---|
| ゲーム配信 | 1.5畳程度 |
| デュアルモニター+L字デスク | 2畳以上 |
| 予算重視の最小構成 | 1.2畳以下 |
また、防音室内にエアコンを設置する場合、1.2畳以上の防音室でないとエアコンの設置ができません。
1.2畳でもかなり圧迫感があるので、1.5畳以上のモデルを選ばれるのがよいでしょう。
エアコン・換気扇にもご注意を
防音室は構造上、空気がこもりやすいです。特に夏場は長時間利用すると暑くなりやすく、快適に利用するには換気扇とエアコンの設置がおすすめです。
- 大手メーカー防音室は、換気扇は標準装備
- マイナーなメーカーや簡易型防音室には換気扇がないモデルも存在
- 換気扇に加えてエアコン設置も推奨(1.2畳以上のモデルのみ可能)
モデルが決まったら
希望のモデルが決まってら、実際に設置できるかどうかの最終確認が必要です。以下の確認を事前に行いましょう。
- 入居規約など、そもそも防音室を設置してよいのかの確認(管理人や管理会社)
- 荷重性能の確認(基本的に量販モデルの防音室は戸建にも設置できるように設計されていますが、築年数の古い木造建築物などでは設計時の性能が保たれていない場合も考えられるため、工務店、設計事務所等への確認を推奨しています。)
- 搬入可否の確認(特に2Fに設置される場合、階段等が狭いとクレーン等での搬入が必要な場合があります。購入前に販売業者への問い合わせがオススメです。)
配信者・Vtuberさんにおすすめの防音室
アビテックス(YAMAHA)

最もオススメのモデルは、ヤマハのユニット型防音室『アビテックス』です。

日々防音室の販売・買取で現場にお伺いしていますが、Vtuber、配信者さんは特にアビテックスの利用者様が多いイメージです。
アビテックスは王道のモデルのため、新品・中古を問わず非常に流通数が多いです。中古品であっても欲しいモデルを見つけやすく、販売時も売れやすいのが特徴です。
| 状態 | 流通価格 |
|---|---|
| 中古(1.5畳) | 40万円〜 |
| 新品(1.5畳) | 100万円〜 |
また、室内に機材を持ち込まれる場合でも木材素材で作られているため、LANケーブル等の配線加工が可能なのも特徴です。穴を開けやすく、穴あけ加工後パテで隙間を防ぐことで防音性能を担保しながら加工が可能です。
簡易型防音室
とにかく安く、防音室を導入したい!という方は簡易型という選択肢もあります。
| 項目 | 簡易型 | 組立式(アビテックス・ナサール) |
|---|---|---|
| 価格 | 10万円程度〜 | 中古30万円〜/新品100万円〜 |
| 防音性能 | 低〜中程度 | 高い(30〜40dB減衰) |
| 換気扇 | 非搭載が多い | 標準装備 |
| エアコン設置 | 困難 | 可能 |
| 長時間利用 | 不向き | 快適 |
簡易型はダンボールやプラスチックといった素材から作られている防音室のため、軽いことによるメリット・デメリットがあります。
- 本体価格が安い
- 自分で組み立て・解体しやすい
- エアコン設置が難しい
- 防音性能が低くなりやすい
簡易型は素材が軽い以上、どうしてもユニット型に比べて性能が劣りやすいです。音は空気の振動のため、基本的に防音には重量物で対応するほかありません。
とにかく予算重視の方は簡易型、一定の予算が許容できる方はユニット型から検討されるのがオススメです。



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